01/26/12
去年の11月ごろにお話をいただいて執筆した「国際結婚」に関する記事が、こちらのThe Japan Times for Women: 世界を見つめる女性の生き方 に掲載されました。日本では1月27日に全国の書店で発売になる予定です。
このムック本(大型本)は、海外経験や優れた語学力をもつキャリア志向の女性を読者に想定し、「世界を舞台に輝きたい新世代大和撫子のための知的向上キャリアマガジン」というコンセプトで作られました。
本の目次は下記のようになっています。
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【目次】
巻頭特集: Global Beautyインタビュー
・知花くらら(モデル・タレント)
・佐々木かをり(株式会社イー・ウーマン代表取締役社長)
特集1: 「グローバル・ウーマン」をリアルレポート!
海外や国内外資系企業で活躍している8名の女性をレポート。仕事内容や人生の転機、海外での経験などを熱く語る。
特集2: 大使公邸へ、ようこそ
憧れの大使夫人が公邸内を誌上案内。日常の公務ってどんな内容なの?女子力をアップする方法って何?など貴重な話題が満載。「お国料理レシピ」「おもてなしマナー」なども掲載。【紹介国】フィリピン、モロッコ、スウェーデン、コロンビア
海外で暮らすという選択
海外で暮らすためにはどんな準備と心構えが必要なの?国際恋愛・国際結婚カップルがホンネを語る。
みんなどうしてる? 語学力キープ
「せっかく留学したのに帰国したら語学力が落ちてしまいそう」。語学力キープのためのテクニックを紹介。監修:関谷英里子(通訳者)
資格試験スケジュール・申込締切一覧
語学系試験を中心に便利に使える見開き年間カレンダーを掲載。
社会人からの留学プランニング
「キャリアアップ」から「有給休暇などを利用した習いごと系ミニ留学」まで目的別に紹介。
Smart & CoolなE-mail術
『働く女性の英語術』著者、光藤京子氏による英文ビジネスメール講座。
海外メディアから見た日本
世界の中で日本はどう見られているの?「東日本大震災」「なでしこジャパン」「首相の変遷」について解説。
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「海外経験」「語学力」「キャリア志向」というキーワードに代表されるような女性は、国際結婚をする可能性も高いと思われます。国際結婚の実際のところは?ということを限られた紙面にまとめるのに苦労しましたが、編集を担当してくださった方とのコミュニケーションもスムーズにいき、楽しくお仕事をすることができました。書店でみかけましたら、ぜひお手にとってご覧ください。
10/31/11
私は日本で生まれ育ったので、大学卒業後にアメリカに留学するまでハロウィーンを祝う習慣とはほぼ無縁でした。9年前にアメリカに移住し、最初の子どもが生まれるまでの数年間は、友人で毎年気合の入ったハロウィーン・パーティを行うカップルに招かれ、適当な仮装をしてそのパーティに行くくらいでした。日本に住みながらアメリカという外国にあるお祭りであるハロウィーンについて最初に知ったのは、小学生の頃に大好きで繰り返し読んでいた「ゆかいなヘンリーくんシリーズ」という物語の本だったと思います。クリアリーという作者のこのシリーズでは、ヘンリーという少年を主人公として毎回いろいろな事件が起こります。この中で、ハロウィーンの合言葉”Trick or Treat”が「いたずらかごちそうか」と訳されていたのが印象に残っています。本にはまた「お菓子がもらえなければ、窓に卵をぶつけるなどいたずらをしてもよい」と書かれていたので「お菓子を用意しないと何かされるのか」と思っていましたが、実際にアメリカに住んでみてそうではないとわかりました。”Trick or Treating”に参加しているのは、ハロウィーンの装飾をしている家というお約束のようです。
ハロウィーンといえば、忘れてはならない出来事があります。ハロウィーンのパーティに行こうとして、別の家に行ってしまった日本人留学生、服部剛丈くんが射殺された事件です。下記がWikipedia掲載の事件の概要です。
1992年10月17日、ルイジアナ州バトンルージュにAFSを通じて留学していた日本人の高校生、服部剛丈(はっとり よしひろ、当時16歳)が、寄宿先のホストブラザーとともにハロウィンのパーティに出かけた。しかし、訪問しようとした家と間違えて別の家を訪問したため、家人ロドニー・ピアーズ(当時30歳)から侵入者と判断されてスミス&ウェッソン社製の.44マグナム装填銃を突きつけられ、「フリーズ(Freeze「動くな」の意)」と警告された。しかしながら服部は仮装の際にメガネを外していたため状況が分からず、「パーティに来たんです」と説明しながらピアーズの方に進んだところ、玄関先、ピアーズから約2.5mの距離で射殺された。
私もこのAFSという団体でドイツの高校に交換留学生として1年間滞在させてもらいました。その後、この事件が起こった1992年から大学生ボランティアとしてAFSで活動していたため、この事件は本当に衝撃でした。ボランティア仲間の中には、事件の犠牲者となった服部くんと、出発前オリエンテーションなどのグループで一緒だった人もいて、私たちにとってこの事件は単なる新聞やテレビを一時賑わせたもの以上の意味がありました。この事件が起こった時点ではまだアメリカを訪れたことがなかった私は、普通の家庭でも銃を携帯している可能性があるということをいやでも実感させられたり、またその後の陪審員裁判で銃を撃った男性が無罪になったことにとてもショックを受けたことを今でも覚えています。事件後には、アメリカの銃規制を強化するための運動が起こり、確か、ニューヨークのタイムズ・スクエアに「銃で死亡する人の数」が表示される電光掲示板が設置された時期もあったと記憶しています。
近年、アメリカでもハロウィーンに乗じた犯罪のニュースが聞かれるようになりました。 “Have a Safe Halloween”という挨拶を聞くたび、この事件を思い出します。今となってはアメリカ人にはほとんど知られていない事件となってしまったかもしれませんが、事件のあとに「悲劇を繰り返さないためには文化の違いを乗り越え理解を深めていく必要性がある」として、銃のない安全な日本社会を体験してもらうため米国の高校生を年に一人ずつ招こうという趣旨で設置されたYOSHI基金(Yoshi Hattori Scholarship)は今でも続いていて、この時期に奨学生の選考が行われます。ハロウィーンという欧米のお祭り、そしてアメリカの銃文化を背景にして起きたこの事件について、私たちが次の世代に伝えていくことも、私たちにできる異文化交流、異文化理解の一助になることではないかと感じます。